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市立呉高校野球部2019注目選手と戦力分析!

第91春のセンバツ高校野球大会が2019年3月23日から始まります。秋に各地区で結果を残し、選考委員会で選ばれた32チームで春の日本一を争います。

今回は2年ぶり2度目の春のセンバツを勝ち取った広島の新星、市立呉高校を分析します。

市立呉高校野球部チーム紹介

呉高校は、広島県呉市にある市立の学校。野球部は2007年に創設されたばかりですが、2017年にもセンバツに出場しており、広島でも強豪チームの一つです。部員数はマネージャー含め、49人で全員が広島県の選手。公立であるにもかかわらず、寮がある珍しい学校です。

まだ歴史は浅いが、甲子園をよく知る中村 信彦監督が野球部を創設、ずっと指揮を執っており、甲子園の血が流れていると言えるチーム。そのため、軟式野球出身選手がほとんどのチームだが、選手一人一人がよく伸びており楽しみなチームであります。

今大会でも優勝候補に名が上がる広島の広陵高校とも接戦を演じるなどかなり力のあるチームです。

市立呉高校2018秋季大会 結果

2018高校野球広島県秋季大会決勝
呉高校1-2 広陵高校

2018高校野球 中国地区秋季大会 一回戦
呉高校6-1岩国商業高校

2018高校野球中国地区秋季大会 準々決勝
呉高校 11-3岡山理大付高校

2018高校野球 中国地区秋季大会 準決勝
呉高校 5-6 米子東高校

夏の二回戦敗退から一気に成長を遂げた呉高校。なんといっても中国大会で優勝し、甲子園でも堂々と優勝候補に挙がる広陵高校相手に2-1の接戦。予想以上の力と試合運びを見せてくれて本当に驚きました。

守備も攻撃も公立高校では考えられないくらいハイレベルで、中国大会でも次々と甲子園常連校を撃破。

攻撃では、上位打線のクオリティが高いのに加え、下位打線もきっちり仕事を遂行する印象。守備では、一つ一つしっかりアウトを取り、エース沼田のまとまったピッチングで試合を締めます。充分に甲子園で戦える戦力、経験を持ったチームに仕上がっています。

市立呉高校エースピッチャー 沼田 仁 の球種・球速

背番号1  沼田 仁 投手。身長 173センチ体重68キロ右投 右打。県大会、中国大会とほとんど一人で投げ切ったスタミナ満点の投手。

体格は細身で球速もまずまずだが、切れ味バツグンのスライダーで打者に向かっていきます。昨年秋は公式戦全ての11試合に登板し、なんと9完投。しかも90イニング近く投げ、四死球は11とかなりまとまったピッチャーで、非常に楽しみな選手です。

この冬でかなり追い込んで身体を成長させたようで、甲子園でも圧巻のピッチングを見せてくれるでしょう。

市立呉高校 4番バッター 沼田 歩外野手

背番号8 沼田 歩外野手。身長 172センチ 体重73キロ右投 左打。他のチームの4番と比較すると小柄ではあるが、なんでもこなす攻撃の軸。スイングがとても鋭く、投手が右でも左でも苦にしないバッターで、高い打率を残します。

大きい打球は少ないが、外野の間を抜く打球が多く、また足がかなり速いため二塁打、三塁打を量産するタイプの中距離ヒッター。4番打者で攻撃の軸でもあり、センターを守る守備の要でもある、正真正銘のチームのキーマンです。

秋のような勝負所での一振りで試合を決める働きができれば、上位進出もグッと近付くでしょう。

市立呉高校その他注目選手

背番号71番 塩田開都 外野手。身長 169センチ体重 65キロ右投 左打。昨年秋に大躍進を遂げた呉高校の核弾頭。小柄な身体ながら、バツグンの打撃センスを生かし、超積極的なバッティングをする好打者。

昨年秋の試合を見ましたが、超積極的な打席の中でも、常に落ち着きは持っており、裏づけのある打撃をします。数少ない野球脳を持った選手の一人だと感じました。秋の公式戦では5割近くの打率を残しチームに勢いをもたらした活躍をきっと甲子園でもみせてくれるでしょう。

市立呉高校野球部2019注目選手と戦力分析!-まとめ

軟式野球出身選手ばかりの公立高校が、超強豪校の広陵高校と接戦を演じるほどのチームに成長しました。計り知れない選手個人の努力と、名監督の指導が噛み合い、凄まじい化学反応を起こしセンバツを掴み取ったのです。

この冬で数段も成長した呉高校球児が、甲子園のニューヒーローになるかもしれませんね。

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