第91回選抜高校野球大会が2019年3月23日(土)から4月3日(水)の12日間(休養日を含む)甲子園球場で開催されます。32チームの出場が決定しました。
今回は21世紀枠の秋季茨城大会ベスト4に進出した石岡第一高校を分析します。
準決勝では延長13回タイブレークの末に敗戦を喫しました。
農業高校を母体とした境遇は昨年夏の甲子園で準優勝した金足農業高校に似ています。
そんな練習環境をハンデとせず実績を残した理由などで春の選抜大会出場を決めました。
その石岡一校についてまとめてみました。
石岡第一高校野球部チーム紹介
石岡第一高校は、茨城県石岡市石岡にある公立高校。
普通科、園芸科、造園科、定時制普通科があります。
野球部員数は46名。
甲子園には春夏通して今回が初めての出場になります。
県内出身の選手しかおらず、レギュラーは主に2年生と若いチームなのが特徴です。
石岡第一高校の攻撃スタイルは繋ぐ野球で、下位打順からでも好機を作ることを意識しています。
好調であれば強豪を撃破できる実力を発揮しますが、不調時は準決勝のように打線が沈黙してしまう傾向があります。
酒井主将も打撃不振のようでしたが、春の選抜では打線を引っ張っていく姿を見たいです。
守備面ではエース岩本が多彩な変化球とストレートで三振を奪い勝ち進んできました。
しかし、秋季茨城大会3回戦では疲労からか乱れて死四球を多く与えてしまいます。
岩本頼みにならず、控え投手のさらなる成長とチームの失策を減らすことが勝敗を分けそうです。
また、石岡一には女子選手が在籍しています。噂の女子選手についてはこちら。
https://matematemate-naninaninani.com/4658.html
石岡第一高校2018年秋季大会の結果
高校野球秋季茨城大会2018年2回戦
石岡第一1‐0 水戸工
高校野球秋季茨城大会2018年3回戦
石岡第一10‐6 明秀日立
高校野球秋季茨城大会2018年準々決勝
石岡第一4‐2土浦日大
高校野球秋季茨城大会2018年準決勝
石岡第一 4‐5 藤代
明秀日立や土浦日大といった県内強豪校を撃破してきました。
しかし、準決勝では勝利を掴みかけていたところで惜敗してしまいます。
守備の強化が課題として残ったのではないでしょうか。
石岡第一高校エースピッチャー岩本大地の球種・球速
背番号1 岩本大地 175cm 80kg / 右投右打
最速147キロの右腕。
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリット。
中学3年時にはシニアチームで全国大会ベスト4の成績を残しました。
プロ注目の右腕でキレのある変化球と最速147キロのストレートで、秋季茨城大会でも三振を量産しました。
春の選抜でも岩本の奪三振ショーを期待したいです。
昨年の金足農業高校エース吉田輝星選手の投球フォームなど、体格が似ていることから参考にしているようです。
石岡第一高校4番バッター 飯岡大政
背番号15 飯岡大政 内野手 176cm 65kg 右投右打
1年生で4番に抜擢され、秋季茨城大会では4打点の活躍をしました。
俊足でもあります。
準決勝では自身の失策で同点に追いつかれた結果、延長で負けてしまいました。その悔しさを糧に守備面での成長に期待したいです。
石岡第一高校その他の注目選手について
背番号2 中山颯太 捕手 179cm 78kg 右投右打
岩本投手と同じ造園科に在籍しバッテリーを組んでいます。
秋季大会では岩本の変化球を捕球できずに逸らしてしまう場面もありましたが、その失敗を活かし春の選抜大会では強気にリードしてほしいと思います。
打者としても本塁打を3回戦で放ち貢献しました。
その他に14番の塚本圭一郎(内野手)、6番の滑川孝之介(内野手)は石岡第一の守備の要です。
秋季大会では無失策とチームにとって欠かせない二遊間コンビなので、このまま安定した守備を見せつけてほしいです。
石岡第一高校野球部2019注目選手と戦力分析!-まとめ
今回は21世紀枠、甲子園初出場の石岡第一高校に注目しました。
昨年の金足農業高校躍進もあり、つい応援したくなるチームです。
若いチームでさらに初出場となれば緊張がすごいとは思いますが、楽しんでプレーをしてほしいです。
そして、岩本選手は自ら私立のスカウトを断り、本校で甲子園出場を目指してきた経緯があります。
今回の出場を機会に上位進出を目指し、全国に名前が知れ渡ってほしいですね。
3月23日(土)から繰り広げられる戦いが楽しみです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。