日本には様々なデートスポットがありますが、その中には「カップルで行ったらその後別れる」なんていう噂が数多く囁かれるものって昔からありますよね。
ディズニーランド、井之頭公園、京都の祇園祭り…だれもが知っている有名な場所から、地元の夏祭りや神社などローカルなものまで様々。
そんな破局ジンクスを持った有名スポットの中の一つに、神奈川県は江ノ島があるのをご存知の方も多いのではないでしょうか。
江ノ島と言えば、首都圏夏デートの定番。
「むすび絵馬」や「龍恋の鐘」などを始めライトアップされる灯台などカップルにぴったりのスポットが沢山ある有名縁結びスポットですが、老若男女国籍問わないカップルも多く訪れるこの土地に何故そんなジンクスが生まれたのでしょうか。
地元民の筆者が江ノ島のジンクスについて解説いたします!
江ノ島のカップルが別れるジンクスが生まれたのはなぜ?
カップルを別れさせるジンクスのひとつとして有名なのが、江ノ島に祭られている女神様、弁天様の嫉妬という説。
これは弁天様がお祭りされている他の神社などでもよく聞かれるものですよね。
先ほど挙がった井之頭公園もその一つです。
弁天様は旦那様にたまにしか会えないから、仲のいい男女を見ると嫉妬してしまう説、水神である弁天様のお祭り場所では女性の入水などが昔は絶えなかったので、女の人を寄せないようにする説…など。
勝手に騒がれる弁天様には失礼な話ですが、彼女が絡む所にはカップルにまつわる話が多くなるようです。
もう一つは、その昔江ノ島は大人の遊び場所であり、旅行ついでに寄りたい男性が奥さんを連れて行きたくない言い訳に弁天様の嫉妬を利用したという説。
ここでも弁天様は上手く利用されているようですが、昔から人々は此処をカップルにとってのマイナススポットだと噂していたようです。
江ノ島でデートしたカップルが別れる原因は?
私は神奈川県生まれ神奈川県育ち、江ノ島と同じ湘南エリアに住んでいます。
なので遠足、友人と遊びに、元彼達とのデートとに江ノ島は何度も訪れたことがあります。
夏は海水浴場でにぎわうビーチ、江ノ島に上陸すると点在する良い意味でひなびた民家や食事処、お土産屋さん。
県外でも有名なたこせんべい、しらす丼。最近では新しくお洒落なスパやカフェも出来ており、新旧混在したどの世代でも楽しめる観光地になってきています。
そして江ノ島の特徴の一つは、なんといっても坂道!(と階段)
私はカップルが別れる原因はここにあるのではと思っていたりします。
大概の人の江ノ島鎌倉、湘南という場所に対するイメージは海ではないでしょうか。
しかし、実際駅から江ノ島に上陸すると…始まりからまあまあの坂道です。
そして、適宜挿入される階段、そして坂道。 お洒落してきた女の子の足元、運動不足の男性を容赦なく攻撃してくるわけです。
二人とも歩くのが苦手ならお金を払ってエスカーや船に乗って上まで行くなり意気投合出来ると思うのですが、どちらかが健脚でどちらかが歩くのが苦手の場合は最悪です。
気を使ってくれない、ノリが悪い、疲れた…そこから生まれるのは負の感情とスパイラル。
そして江ノ島は良くも悪くも自然豊か。
夏は暑いし虫も観光客もたくさんいます。
冬は人は少ないですが海風はとっても寒く、モノ寂しい。
定番デートスポット江ノ島を一日楽しめるカップルは、意外と少ないのではないでしょうか。
逆に言うと、ここを満喫できるカップルは何があってもどこに行っても大丈夫なベストカップルなのではないかとも思えるのです。
まとめ
どこにデートに行くとしても、趣味も好みも体力も異なる二人が出かけるという事に変わりはありません。
楽しみだったり彼に喜んで欲しかったり、ついついお洒落してきてしまう女性。
女性よりも体力があり、彼女に良い所を見せたい思いもあってついつい張り切ってしまったり急いてしまう男性。
そんな男女のフワフワとしたすれ違いを、江ノ島という場所はまさしく試してくる場所なのではないでしょうか。
それは言い換えると即別れる、別れないではなく、一緒に居る時にお互いを思いあえるかどうか、気遣えるかどうかの試金石になるとも思えるのです。
互いが互いを気遣えなければ、その二人はいつかは別れてしまいますよね。
そんな江ノ島で結ばれるご縁というのは、きっととても良い縁なのではないでしょうか。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。