第91回選抜高校野球大会が、2019年3月23日土曜日から4月3日までの12日間開催されます。
出場校32チームが決定し、熱い激闘が繰り広げられます。
今回は激戦区である近畿地区を勝ち抜いた履正社高校をピックアップ。
秋季近畿地区大会で昨年の夏を制した大阪桐蔭高校を破り、見事春のセンバツの切符を手に入れました。
では、大阪桐蔭高校に見事リベンジを果たした履正社高校についてまとめます。
履正社高校野球部チーム紹介
履正社高校は大阪府豊中市にある私立高校。野球部員数は58名。
私立強豪校では珍しく、寮がありません。そのため多くの選手が大阪や近隣の県出身となっています。
履正社高校野球部からは、山田哲人(ヤクルト)T-岡田(オリックス)岸田護(オリックス)などのプロ野球の世界で活躍している選手を多数輩出しています。
履正社高校の特徴は、攻撃面では、手堅くランナーを進め、確実に得点を重ねていくスタイルとなっています。
今年は長打力を武器にした選手が在籍しているため、長打にも期待がかかります。
守備面では、守りでリズムを作り、バッティングに繋げていきます。
司令塔 野口を要とし、的確な指示を送り、守りをより強固なものにしています。
履正社高校2018年秋季大会の結果
・大阪府高校野球秋季大会2018年決勝
履正社 5‐2 大阪桐蔭
・高校野球近畿大会秋季2018年1回戦
履正社 11-2 南部
・高校野球近畿大会秋季2018年準々決勝
履正社 5-0 福知山成美
・高校野球近畿大会秋季2018年準決勝
履正社 0-7 龍谷大平安
履正社高校は、大阪府秋季大会で昨年の夏の制覇者、大阪桐蔭高校を破り、見事優勝を果たしました。
この勝利により大阪桐蔭高校の公式戦36連勝を止め、さらに対大阪桐蔭高校の公式戦連敗を4でストップさせました。
履正社高校 エースピッチャー清水大成の球速・球種
背番号1清水大成 175cm 71kg / 左投左打 最速145キロの本格派左腕
変化球はスライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップ。
制球力が高く、コーナーへ正確に投げ込み、多くの奪三振を奪っていく投球スタイル。
直球とほぼ同じフォームで投じられる変化球で打者を翻弄させます。
清水選手は2018年夏の北大阪大会準決勝の大阪桐蔭戦で、1アウトも取れぬまま降板した悔しい過去があります。
秋の大会でレベルアップを果たし、近畿大会準々決勝の福知山成美高校戦では、被安打3、毎回奪三振で計12個の三振を奪い完封。見事雪辱を晴らしました。
140キロ前後のストレートと100キロ台のカーブ、キレのあるスライダーなどを駆使した緩急のあるピッチングが期待の選手です。
春のセンバツ大会でも、高い制球力でストライク先行の落ち着いたピッチングを見せてくれることでしょう。
履正社高校 4番バッター井上広大
背番号9 井上広大 外野手 187cm 92kg 右投右打
1年生の夏からベンチ入り、近畿大会初戦の南部高校戦では、満塁ホームランを含む4打数3安打4打点の活躍を見せました。
高校通算23本塁打の大型スラッガー。長打力が魅力的な選手です。
春のセンバツ大会でも、勝負強いバッティング、豪快なスイングに期待がかかります。
履正社高校 その他の注目選手について
背番号2主将 野口海音 捕手 171cm 79kg 右投右打
元U15日本代表キャプテンを務める。
中学での通算本塁打数は45本という驚異の記録を持っています。二塁送球タイム1.8秒、遠投100メートルで強肩の選手です。
小柄ながらも強肩強打の選手で、1年生から躍動。
1年生の秋の公式戦で、初のスタメンマスクを被り、その試合でホームランを放つという華々しいデビューを果たしました。
昨年の近畿大会でも5割以上の打率を誇り、長打力が魅力の選手でありながらも安定したミート力を併せ持っています。
「長打が打てるキャッチャー」として活躍が期待されています。
名門履正社高校のキャプテンとして、捕手として、チームをリードし、勝利に導く姿が楽しみです。
そのほか、秋季大阪大会の大阪桐蔭戦を2失点で完投した3年生植木佑(投手)や、秋季大阪大会準々決勝でサヨナラ満塁ホームランを放った2年生の小深田大地(一塁手)にも注目が集まります。
選抜高校野球2019 履正社高校野球部注目選手と戦力分析!-まとめ
今回は大阪の名門、履正社高校に注目してみました。
名門私立高校でありながら寮がない、ということは、食事面のサポートなど、保護者の方の理解、協力がより重要になっているのではと考えられます。
今年の履正社高校は長打力が魅力です。
手堅く走者を進めていく攻撃スタイルに、長打が組み合わさることにより、得点を次々に重ねていくことでしょう。
投手陣もエース清水選手を中心に層が厚く、投打双方で私たちを楽しませてくれると思います。
3月23日から始まる高校球児たちの熱い戦いが楽しみです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。