2019年の女子ワールドカップの開催国はフランスです。
当然、地元開催で沸くフランスは強化に力を入れてきているはずです。
それは、最近の日本との試合でも強く感じます。
今回は、ワールドカップ優勝候補の一角、フランス女子代表チームをご紹介します。
【W杯サッカー】フランス女子代表のチーム紹介
フランスのFIFAランクはアメリカ、ドイツ、イングランドに続いて4位、日本が7位なので日本より力があるのはランク上でも、対戦成績でも明らかです。
しなやかで力強いサッカーをする女子フランス代表。愛称は「Les Bleues(レ・ブルー)」
かつてフランス男子代表は、シャンパンサッカーと言われたほど中盤にタレントを揃え優雅で流れるようなサッカーをして世界を驚かせました。
ちなみに男子代表の愛称は、「Led Bleus(レ・ブルー)」日本語の発音は同じですがフランス語のスペルが少し違います。
しかし、時代の流れと共に早く、強いサッカーに変わってきました。
フランスのある指導者が言うには、「代表はクラブチームのような勝ちにこだわる気持ちが薄い」といいます。
しかし、リヨンがチャンピオンズリーグを制し、そのリヨンから代表23人中7人の多数の選手が代表に呼ばれた事で、かなりの力を発揮するはずです。
余談ですがフランス女子代表は、この3月ワールドカップ開催に先立ちファッション最先端の国らしい新ユニフォームを公開しました。
サッカーフランス女子代表のアパレルコレクションが素敵すぎて大会前から優勝レベル。日本展開はあるのかな?サッカーを知らない、見ない層にも需要が高そう。https://t.co/x78QcUVlVS pic.twitter.com/FoXB38efb6
— ドルチェとヴィオラ (@dolce_e_viola) May 23, 2019
ホームはダークブルー、アウェイ用は白地にダークブルーのドット柄という何ともオシャレなのだが、実はこのドットは「丸」ではなく「六角形」です。
リヨン在籍選手とアウェイ用ユニフォームも気にしてみてください。
【W杯サッカー】フランス女子代表の注目選手
ワールドカップなど大きな大会の戦績でも、2008年以前は良い成績を残してはいませんが2009年以降に急成長しました。
それでもワールドカップでは2011年、オリンピック2012年に4位、以降、ベスト8の壁を破れずにいました。
2018年に世代交代したフランスチームは、2016年U-20準優勝組が中心のチームを編成し、加えてヨーロッパのクラブチームの頂点となったリヨンから多数の選手を選出し、地元での初優勝を狙っています。
特にDF陣には、U-20組のサキナ・カルカウィ、イブ・ペリセ。
@SakinaKarchaoui elle est au dessus du soleil même pic.twitter.com/BZvuylUNAh
— WARISINHO (@fcn44Nantes) May 20, 2019
Game day !
@EAGuingamp
D1 Féminine
14h30#IciCestParis #AllezParis pic.twitter.com/eMcBuST32h— Eve Perisset (@eveperisset) May 4, 2019
リヨンからアメル・マイリ、グリージ・ムボク・バティ、ワンディ・ルナールが名を連ね盤石な体制をとっています。
J-19 @MGriedge L’une des cadres essentielles de la défense lyonnaise #CDM2019 pic.twitter.com/hrIM0tx9c7
— Cœurs de Foot (@coeursdefoot) May 19, 2019
Wendie Renard #FIFAFanMATCH pic.twitter.com/8p78fIQ3U7
— Jatin Gupta (@iamjatin555) May 20, 2019
攻撃陣を心配していたフランス代表だが、実際はDFの強化をして本大会に臨むようです。
【W杯サッカー】日本女子代表がフランス女子代表に勝つためのポイント・キーパーソン
フランス女子サッカー代表チームと日本代表の最近の対戦成績はどうでしょうか?
日本とフランスの対戦は少なく3度。日本の1勝2敗と負け越しています。
2012年のロンドンオリンピックで2-1と勝って以降、2015年アルガルベカップは1-3
この4月に行われた親善試合でも1-3で敗れています。
先の親善試合でフランスは4-3-3(登録は4-2-4)の布陣で前線からプレスをかけ、日本は自分たちのサッカーをさせてもらえなかった。
日本のミスが多かったのに3失点で済んでラッキーだったのは確かです。
親善試合の失点を見ると高さとフィジカルで負けているのは明らかです。
1失点目は単純な中央へのハイボールで競り負け頭で決められ、2失点目はCKから頭に当てられ逆サイドからのクロスをミドルから決められ、3失点目は中盤で不用意なドリブルをして球際の競い合いで負けて、ゴール前に運ばれこぼれ球をフリーで決められた。
3失点とも日本の左サイドから攻撃されての失点です。
CKは右からだったが左に振られての失点で、「左サイド」これが修正すべき一番のポイントです。
更に3失点ともフィジカルで負けての失点です。
かつて、男子日本代表監督のハリルホジッチ監督が日本人に足らないのは「デュエル」
フランス語で決闘などという意味ですが、相手に対しての対決に、非常に物足らなさがあったようで、なでしこにも同じことが言えそうです。
フィジカルを急激に上げることはできませんが、戦う気持ちは直ぐに変えられます。
それには強靭なキャプテンシーを持った選手が必要です。
ケガから復帰し即代表入りした阪口夢穂、リヨンでチャンピオンズリーグを獲った熊谷紗希、海外で活躍する宇津木瑠美に期待したいと思います。
https://matematemate-naninaninani.com/5219.html
W杯サッカーフランス女子代表2019注目選手!戦力分析も!【まとめ】
フランス代表は強化も順調に進み、コリーヌ・ディアクル監督は4月の時点で選手を探す時期は過ぎたと言いました。
日本も戦術など全てを修正して戦える選手が最終的に選ばれ、戦いに挑む。
高いモチベーションと高いファイティングスピリットで、必ず勝ち上がってくれると期待し、魂の応援を送りましょう。